冷凍庫がギチギチで何も入らなくなってしまったので整理していたら、 昨年7本まとめて買ってしまった豚タンの残りが現れた。忘れていたよ、君たちのこと。 賞味期限が今年の4月までだ。食べなきゃ。
ちょうど、冷凍庫から米麹も出てきた。 そういえば最近、塩麹を作っている記事を見かけたのだった。 「豚タンの塩麹漬ホイル焼き」というピッタリなレシピが載っている!!真似してみようっと。 blog.hyouhon.com
塩麹を作る
まずは調味料となる塩麹を作るところから。 超簡単にできますよ、と聞いてから、実際に作るまでに2年近くかかってしまった。
塩麹材料
- 米麹 200g
- 水 250cc
- 塩 60g
作り方はなんと、これらを混ぜて放って置くだけ。 他人の言う「簡単」というのは人によって大きく幅があるので信用していなかったが、これはずぼらな私から見ても文句なしに簡単だ。
「塩麹簡単ですよ」と人から聞いたときに、「へぇ~どうやって作るんですか」と自然な質問をしていれば2年前に知ることのできた情報である。 興味なかったとはいえ、「へぇ」としか答えられなかった自分のコミュニケーションスキルが恨めしい。
結局2年経ってもコミュニケーションスキルはさして向上しなかったが、今の私はヨーグルティアを持っている。 ヨーグルティアとはその名の通りヨーグルトメーカーで、25度~65度までの間で一定に温度を保ってくれるので 甘酒づくり、塩麹づくり、納豆づくりなどにも使える優れモノだ。
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常温で1週間ほど放って置いても塩麹はできるそうだけれど、このヨーグルティアで温度管理をすることでなんと6時間でできるらしい。 1週間が6時間に短縮ですよ。月曜に半日ちょい働いたら、後は来週月曜までずっと休みになるみたいな。違うか。 とにかく、あっという間だ。2年前ではなく、今、塩麹を作る意義がここにある。
ヨーグルティアのプラ容器にバラバラにほぐした米麹と塩を入れ、水を追加、ぐるぐるッと混ぜる。
あとはヨーグルティアで60度6時間セットして置いておくだけ。
6時間後、ふたを開けるとほんのり酒粕のような匂い。意外と香りは弱いんだな。舐めてみると結構しょっぱいのだけれど、角が取れた塩気という感じ。たぶん、これで完成!
豚タンの塩麹クミンホイル焼き
元レシピでは本当にシンプルに、豚タンに塩麹をまぶしてホイル焼きしていた。 ちょっぴり獣の香りがするよ、と注意書きがあったので冷蔵庫に眠っているクミンパウダーを使ってみることにした。 (本当は獣臭いの好きなんだけど)
今年の裏テーマはスパイスかな・・・(まだ私には早い気もする)
材料
- 豚タン・・・1本
- 塩麹・・・適量
- 塩・・・少々
- クミンパウダー・・・少々
作り方
豚タン一本に塩麹をまんべんなく塗りたくる。
塩麹を塗った豚タンをピッタリラップで包む。
ラップのまま寝かせても良いのだが、最近買った真空パック器を試したかったのでちょいと真空に。 汁気があるものをパックするときは一度ラップに包んでから袋に入れるとよい、というtwitterフォロワーさんからの情報を早速活用。このまま冷蔵庫で寝かせる。
例によってまた冷蔵庫に入れるだけ入れて豚タンのことを忘れ、3日後に思い出した。 袋の外から見た様子は「ちょっと水分が出てきたかな」くらいしか変化がなかったが、袋を開けて塩麹を拭うと白かった豚タンがなんだか色黒になっていた。何故だ。
それはともかく、焼きますよ。 ここでクミンを振りかける。
魚焼きグリルにて弱火で加熱。 それでまたしょうもないのだが、酒に酔った状態で調理をしたため、入れたまま存在を忘却。 グリルの自動停止機能による「ピーピーピー」という音でようやく気付いた。
ややパサつきのある仕上がりとなってしまった。 でもまぁ焦げているわけじゃないし、食べてみましょう。 噛み応えはタンらしくしっかりした頼もしい弾力。味はとても上品だ。丸みのあるうま味というか。これが塩麹のなせる業・・・。 クミンは焼き時間が長すぎたのか量が少なかったのか、風味が飛んでしまった。ただ、獣臭さはほぼ感じなかったので消臭効果は発揮された模様。 ビールを飲んでいた私にはちょっとパンチが足りなかったので、追い塩と追いクミンをしたら酒のあてとして良い感じになった。
今回は私の管理不足で食材の良さを生かしきれなくて残念だが、まだ塩麹はたくさんあるので他の料理にも活用してみよう。 豚タンの在庫はあと3本。次は揚げ物かな。