チョコレートシフォンケーキ

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今年のバレンタインはチョコレートシフォンケーキを焼いてみた。

10年前のシフォンケーキマイブームの頃は、混ぜ物をするたびに失敗していた記憶があるので少し怖かった。 今回はなかしましほさんがWebに公開してくれているアレンジシフォンレシピで美味しく焼くことができた。

結果としてはほぼ成功だったのだが、違うやり方も試してみたいので記録として残しておく。

なかしましほさんのアレンジシフォン
http://www.1101.com/chiffon/recipe2.pdf

チョコレートシフォンケーキをつくる

材料(17cmシフォン型1台分)

  • 卵・・・4個(L玉)
  • 砂糖・・・70g
  • 油・・・25g
  • チョコレート・・・50g
  • ラム酒・・・15ml
  • 水・・・50ml
  • 薄力粉・・・40g
  • ココア・・・20g

私はチョコレートは製菓用(カレボー社のチョコ・スイート)、ラム酒はなかったので水で代用、ココアは森永の純ココアを使った。

森永製菓 純ココア 110g

森永製菓 純ココア 110g

作り方

単純に、プレーンシフォンの卵黄生地にココアと溶かしたチョコレートを入れて作ればいいのかな、と思っていたら材料を入れる順番が全然違った。

まずはチョコレートを湯煎して溶かし、油と合わせておく。

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製菓用タブレットチョコだと刻む手間がなくて楽

卵黄4つに水(あればラム酒も)を加えて良く混ぜておく。
卵白4つに段階的に砂糖を加えて、緩やかにお辞儀するくらいのメレンゲを作っておく。 ここでまず、「卵黄に砂糖も小麦粉もいれないの?」という驚き。

卵黄を水で溶いたものに、メレンゲをひとすくい入れて良く混ぜる。 f:id:maicos555:20180218142812j:plain

良く混ざったら、残りのメレンゲも加えて泡だて器でムラなく混ぜる。

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え、ここでメレンゲ全部入れちゃうんですか。

油と合わせて溶かしておいたチョコレートを投入し、まだ泡だて器で混ぜる。 チョコレートの筋がなくなるまで。油分がメレンゲの泡を消していくのでここは手早くやらねばならない。 泡が消える「しゅわしゅわ」という音が聞こえてくる。本当に泡だて器でいいの?ヘラじゃなくて?不安だけれど、なかしましほさんを信じるよ。

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重いのですごい勢いで沈んでいくチョコレート

ここでやっと小麦粉とココアの登場。合わせてふるっておいたものを加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜたらヘラに持ち替える。 艶のあるなめらかな生地になればよい。
ひと混ぜするたびに「しゅわり、しゅわり」と泡が消えていく。ああ、怖い。でも混ざってない生地はもっと怖いので、恐怖を押し殺し手早く混ぜる。

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果たして今から混ざるのか

ムラなく混ざったら型に流す。プレーンシフォンより生地のボリュームが明らかに減っている。大丈夫か。

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見るからにもう高さがない

170度のオーブンで37分。ついついオーブンに張り付いて見張りをしてしまう。見ていたからって膨らむわけじゃないのにね。ああ、ぺしゃんこになっちゃったらどうしよう。 そんな不安をよそに、焼き時間も後半になったころ、型の高さを超えて生地が膨らんできた!

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つい、こまめに確認してしまうオーブン

取り出したシフォンはプレーンと比べるとやはり高さが出なかったが、3時間冷ましてもこの程度の縮みで済んだので粗方成功と言っても良さそう。 型外しも慣れてきたぞ。

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美味しそうなチョコレート色

チョコレートシフォンケーキを食べる

さて、いつもは手づかみでむしゃむしゃ食べちゃうけど、これはさのくに氏のバレンタイン用に焼いたもの。 少しおめかししなくては。

まずは10等分に。

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お花のよう。これを生かしたラッピングも試したい。

生クリームに少量の砂糖を入れて8分立てにしておく。
赤くて見た目の良いイチゴを買ってきて、ちょちょいと細工。 何を乗せても美味しそうに見える魔法の皿に盛り付ける。 f:id:maicos555:20180218144245j:plain

うーん、これはとっても looks good。
プレーンシフォンのようなしゅわしゅわした優しいくちどけではなく、弾力としっとり感がある生地。 ココアだけではなくチョコレートも入れているので濃厚な味わいだ。 焼き詰まり部分も美味しく食べられた。

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お店みたい、と自分で言ってしまう


さのくに氏も気に入ってくれたようで何よりだ。
ただ、この作り方(材料を入れる順番)は少し面倒で心臓にも悪かったので、自分なりの作り方でもうまく焼けないか、試してみようと思う。

ちなみに、よく人に褒められるこのお皿は「パレスプレート」という、パレスホテル東京のためにつくられた有田焼の器。 マットで繊細な質感だけれど、なんとこのままオーブンにも入れられるという使い勝手の良さである。 色移りも全然しないし、何を乗せても映えるので重宝している。