痩せたいのは誰か

こんばんは。まいけるです。 さのくに氏は隣で、「頑張った自分へのご褒美♡」と言いながら、 ハーゲンダッツを貪り食っています。OLか。

さて、前回の話で、まいけるが4年かけてようやく分かったのはこんなことでした。

運動が嫌いな人が運動をすることは、できない。 食べることが好きな人が食事を制限することは、できない。 (できない≒非常に難しい)

意志が強かろうが、できないものはできないということを書こうとしていたのですが・・・ それ以前に、非常に重要で根本的なことが判明しました。

さのくに氏は(そんなに)痩せたいと思っていない。

えっ・・・。そもそも痩せる意志がないとは・・。 さのくに氏は確かに、「痩せたい」とよく呟いていました。 しかしそれには言葉にならない気持ちが隠されていたことがわかりました。

「(運動せず好きなものを好きなだけ食べてよければ)痩せたい(モテたい)」

ある日ボソッと( )内の内容を呟いたので驚きましたよ。 さのくに氏の中での「痩せたい」優先順位はとても下の方だったのです。 好きなものを好きなだけ食べたい ≧ 運動したくない >>> 痩せたい(モテるために)

ダイエットが成功しないのも、当たり前といえます。 前回の失敗談を読んで、「さのくに氏はなんて意志が弱いんだ」と思った方もいると思いますが、 彼は自分の中の優先順位に忠実だっただけなのですね。 (これは彼の尊敬すべき点だと私は思っているのですが、その話はまた別の機会にします。)

そして自問した結果、認めざるを得なくなりました。

「痩せてほしい」は、まいけるの願望。

長いこと、私は「さのくに氏が何が何でも痩せたいと思っている」と思い込んでいました。 自分は、意志の弱いさのくに氏を後押ししているんだ、くらいに思っていたのです。

でも実際には自分の欲望を実現させるために、さのくに氏に無理を強いているだけでした。 さのくに氏の生活の優先順位を勝手に書き換え、そうであるべきとグイグイ押し付けていたわけです。 痩せるためには、食事の楽しみを制限したり、苦手な運動も我慢してするべきだ、と。

さのくに氏も全く痩せたくないわけではありませんから、少しはやってみますし、 「痩せたいんだよね?」と訊けば、「(楽して)痩せたいよ(優先順位は低いけど)」と返ってきます。 それをいいことに、さぁ痩せろ、そら痩せろ、と発破をかけておりました。

本当のところ、薄々は気付いていたのですけれど。 自分がそんなに押しつけがましい人間だということを認めたくありませんでした。 なんとなく誤魔化したまま、さのくに氏がやる気になって痩せてくれればいいと思っていたんですね。

しかし、こうなっては、ダイエットを強要するわけにはいきません。

そういうわけで、このダイエットブログもこれで終わりです。 短い間ですが、ありがとうございました。

なんちゃって。そうはなりません。 まいけるはしぶといです。

この続きは、また今度。