最近、自家製麺に興味がある。 ハマっている、と書けるほど実践経験はないのだが、とにかく気になる。 そもそも、ラヲタの夫を持ちながら、その妻がラーメンを作れないなんて、そんなことがあって良いものか。いや、良くない。
しかし、何となく面倒臭そうという印象が先に立ってなかなか手が出なかった。そんな中、きっかけとなったのが、こちらのイベント。
家庭用製麺機でラーメン作り体験会@BASE CAMP
用意された生地を自分で製麺機を使って圧延、カットし、 それを好みの味のラーメンに調理してもらって食べる、 という美味しいとこ取りの企画である。 デイリーポータルZのライターとしても有名な玉置さん(@hyouhon)主催。 玉置さんの記事は好きでずっと読んでいたので、直接お会いしてなんか勝手に照れた。
イベントについてはリンク先で詳しく読んで貰うとして、 とにかくここで家庭用製麺機の実物を初めて見て、使った私はすっかり虜。 渋い。鋳物の重厚感が所有欲を掻き立てる。
逆光で見づらいけれど、これが家庭用製麺機。いいでしょう。
更に、ミスターラーメンこと、マダラさん(@shiibasama)が 粉から生地を作る実演をみて、「思っていたより簡単そう!!」(後に難しさを思い知ることとなる)とようやく製麺を始める決意が固まったわけである。
いざ製麺
製麺機がなくても製麺はできるので、イベントの翌週に早速中華麺を手打ちした。 む、むずかしい・・・ マダラさんがいとも簡単に行っていた水回しでいきなり挫折。ねちょねちょ部分とぼそぼそ部分がいつまでたっても和解しない。 その上、ようやくできた生地は踏んでも蹴っても全く伸びない。製麺機ではハンドルくるくるするだけで、あんなに簡単だったのに。生地が均一に伸びないので麺の太さもなんだかランダム。
これが初めて打った中華麺。とにかく太い。
初めての中華麺は台湾まぜそばにした。(スープを炊く気力がなかった)
2回目の製麺はうどんにチャレンジ。かすうどん。
作れば作るほど、製麺の楽しさにワクワクするが、生地を伸ばす作業と切る作業が辛いことがわかった。(体力的に)
家庭用製麺機を手に入れよう
このように、完全手打ちでも製麺できないことはないのだが、不器用で力がないまいけるには麺を伸して切るという作業が重労働。汗びっしょり。 やっぱり製麺機が欲しい。 といっても、家庭用製麺機は現在ほぼ生産されておらず、欲しい場合は中古品をオークションで手に入れるのが一般的。
すぐに使えそうな美品は当然高く、手が届きそうなのはレストアが必要なギトギトに使い込まれたものばかり。 もちろん、レストア自体も製麺機を所有する楽しみであるのだが、レストアの知識も道具もないし、かといって美品を競り落とす財力もない・・・。 麺を打ちたい気持ちばかりが膨らみ、ヤフオクの小野式製麺機一覧を眺めてはため息をつく日々。 パスタマシンへの浮気も考えはじめていた。
棚からぼたもち的入手
そんなこんなで家庭用製麺機入手に手こずっていたところ、思いがけない連絡が。 一緒に製麺沼に落ちかかっている方が、一足先に製麺機を入手していたのだが、ひょんなことからもう一台製麺機を所有することとなったとのことで、元々持っていた方を譲ってくださるという。
ありがたや。ありがたや。いろいろな方面に足を向けて眠れない。 そういったわけで、我が家にも家庭用製麺機がやってくることとなったのである。 本当は届いた家庭用製麺機で汁なし担担麺を作ったところまで書こうとしたのだが、思いがけず長くなってしまった。
次回こそ、小野式製麺機の魅力と汁なし担担麺について書く予定。
<<追記>> 続きのエントリーを更新しました。