夫婦ダイエットバトル_4週目_ダメ人間まいける

夫婦でのダイエットバトル4週目。
この1週間、さのくに氏は会社の研修で山奥に缶詰め。 強制的に禁酒状態で、食事も与えられたものしか食べられない、座りっぱなし、という環境だった。さて、これが吉とでたのか凶と出たのか。

ダイエットバトル4週目(6/12計測)

さのくに氏
体重:83.8kg
開始からの増減:-3.0kg(-3.45%)
体脂肪率:30.9%

まいける
体重:49.4kg
開始からの増減:+0.4kg
体脂肪率:24.5%

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4週間目の両選手のコメント。

さのくに氏:
一週間、研修を受けに行ったおかげで、心身ともに軽くなりました。実に清々しい気分です。 今週、また出張を控えていますが特に問題ないでしょう。 この調子でゆくゆくは70kg台まで減らしていきたいですね。

まいける氏:
え?・・・あぁ。別にさのくに氏がいなくて寂しくてヤケ食いしたとか そういうことでは断じてありませんよ。ええ。 このままだとあまりに簡単に私が勝利してしまうので、 盛り上げるために、敢えてやったことです。 その方が皆さんも面白いでしょう? あくまで計画的な増量です。

負け惜しみを言っている場合ではないぞ、まいける。 期限はあと3週間しかない。

ダメ人間まいける

さのくに氏は、この1週間の研修生活で、 「自分が今までの人生でいかに家族や身近な人間に支えられて生きてきたか」 ということを実感したようだが、 かたや、まいけるはまいけるで、自分が元々とんでもないダメ人間であることを しみじみ思い出していた。

まいけるやさのくに氏のことをあまりよく知らない方からは、 「夫のダイエットを支えるしっかりした妻」という評価を受けることがあるが、それはまるで間違いである。

そもそもまいけるは、生活力だとかヴァイタリティだとかそういったものと無縁の人間である。 一人きりだったら、飯の支度をしないどころか、顔も洗わない。 郵便受けには重要書類やチラシが溜まり、そのうち水道は止まるだろう。 その上、非常に不真面目で不義理なやつである。 心配して誰かが家にやってくるということは恐らく、ない。

おそらく、と言っているのは、実は一人暮らしさえしたことがない>からだ。 ではどうやって暮らしていたかといえば、人の家に居候していた。 或るときは一人暮らしの友人宅、或るときは恋人宅、また或る時は友人の実家・・・etc.

「良かったら、うちに来て?」
という、ソフトな誘いでは面倒臭がりのまいけるは動かないので、大抵の場合、 「はい、明日からうちに住んでね、親には話つけておいたから」とか 「2人用の部屋借りちゃったから、半分払ってもらわないと死ぬ」とかそういう強引で有難い話ばかりであった。

親切でかつ、適度に強引な友人達に振り回されることで何とかこの年齢まで生きながらえてきた。 お世話になった人に迷惑はかけるまい、と何とか人並みの生活に食らいついたお陰で生きていく術を徐々に覚えていった。 一人だったら今頃、野垂れ死にしているのがいいところである。

さのくに氏と結婚してからは、「生活する」ということに更に前向きになり、きちんと決まった時間に食事をとったり、眠ったり、酒を控えたり料理までするようになった。 もともとがピーキー野郎なので、たまに暴走したり急に電源が落ちたりはするが、この頃は概ね快調である。

さのくに氏と全く連絡の取れないこの1週間は、一人きりだったころを思い出させ、無性に酒が飲みたくなったりしてどうも落ち着かなかったが、 「さのくに氏の留守の間、私がこの家庭を守らなければならないんだな」という柄にもない考えが浮かんだりして、なんとか秩序を守って暮らしていた。 (そのかわり、ヤケ食いした。)

マトモな人間に擬態して生きているうちに、本当にそういう人間になれたような気がしていたが、なかなか本質は変わらないものだ。 まいけるが健康で文化的な最低限の生活を送るためには、さのくに氏の存在が必須であるな、と痛感した1週間であった。

あー、さのくに氏が帰ってきて良かった。

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シラスの中からちりめんモンスターを探す、お茶目なさのくに氏

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頭足類的なものが見つかった。