タイトルで言いたいことはほぼ言ってしまった。
「柿と牛乳を混ぜるだけでプリンのようなスイーツができる」という情報を先日Twitterで得た。 ペクチンとカルシウムが反応してゲル化する作用を利用したものだという。フルーチェ的な。 でも柿って他の果物と比べてペクチン少ない気がするんだけどな、なぜ柿なのかな、という素朴な疑問が残るけど、まぁ細かいことはいいか。 固まるっていうんだから固まるんだろう。 こういう雑な生き方をしているツケをいつか払うことになるような気がするが、 取り立てが来る前に何とか逃げ切りたい。
そういうわけで柿プリンを作る。
柿プリンを作る
材料・道具
- 柿
- 牛乳
- 道具:ハンディブレンダー
シンプルだ。分量については後述。
コツと言われているもの
失敗例もたくさんTwitterに流れてきていた。固まらなかった、フルーチェみたいに緩かった、など。 そういった失敗を避けるためのコツらしきものを事前にチェックしておいた。
- 牛乳が多すぎると固まらない。私は柿2:牛乳1(重量比)でやってみた。柿をもっと増やしても良いらしい。
- 柿は良く熟したもの、種の周りがトロッとしているくらいが良いとのこと。
- 牛乳は成分無調整のものを使うこと。
先人たちの知恵を借りて、一発で成功させて見せる!
作り方
柿を用意する。今回は有難いことに、立派な柿を3つ頂いた。
室温でしばらく保存し、皮を押すと柔らかい、というくらいまで追熟させた。
柿は皮をむいて適当な大きさに切っておく。
もっと中がトロトロになっているかと思いきや、意外と実がしっかりしていた。大丈夫かな。
柿の重さを計ると300g程度だったので、その半量の150gの牛乳を加える。
ハンディブレンダー登場。 実は購入して初めて使う。先代のブレンダーは安かろう悪かろうだったので、思い切ってブラウンの最上位機種を購入した。 全然違う。握り具合で刃の回転スピードを変えられるし、最速にしたときにも手に負担が一切ない。 (前のブレンダーはスイッチが固くて握るのが辛く、その上に凄い振動で手が非常に疲れるという問題があった。) 低速から高速へなめらかに遷移できるので刃への負担や食材の飛び散りも少ない。早く買い替えればよかった。
と、ブレンダーの話は置いておいて、柿と牛乳が十分に混ざり、なめらかになったらOK。
好みの器へ注ぐ。この時点で少し固まってきている雰囲気があった。
ここで器をとんとんと揺らして気泡を出しておくとよい、と助言をいただいたのだが、その助言に気づいたのが翌朝だった。
確かに固まりやすさも見た目も、そのほうがよさそう。次回はそうしよう。
このままラップをして冷蔵庫へ。
翌朝。
固まってる!!やったー成功!
少し寂しいので、マスカルポーネとはちみつを混ぜたものとミントの葉を飾った。
器を逆さにするとすぽっと抜けるくらいしっかり固まった。
プリンというより硬めのゼリーみたいな感触。
柿と牛乳を混ぜた味がする。美味しい。
柿のつぶし方が足りなかったのか粒感の残る仕上がりとなったが、そういうものだと割り切れば気にならない。
即興で適当に乗せたはちみつマスカルポーネとの相性がなかなか良い。
柿の味は好きだが食感が苦手な人(わたし)や、柿を余らせて困っている人には、一つのバリエーションとして良いと思う。 簡単にできるから、子供と一緒に作っても楽しいかも。

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